【ゴムシート特集】 クレハエラストマー 広幅シート本格展開へ

2012年11月14日

ゴムタイムス社

広幅シート本格展開へ 下期、復興対策商品拡販

クレハエラストマー

 特殊合成ゴムを素材に機能性シートへの特化で差別化を図るクレハエラストマー。シートメーカー初の3000㍉超広幅シートを継ぎ目なく生産できる大型加硫機を亀山工場に新設、生産を開始するとともに本格的な用途展開に乗り出した。
 同社の本年度上期の業績は、自動車分野およびエレクトロニクス関連、建築関連需要が伸び悩み、工作機械関連、半導体製造装置向けは順調だったもののマイナス分をカバーできず、売上高は計画比若干の減収となった。
 本格展開を開始した広幅シートについては、東京支店(8月に五反田から台東区に移転)内に拡販チームを設置、専門的に新規需要開拓並びに製品展開を行う。従来のゴムシートの枠では参入が困難だった新たなカテゴリーへの展開を強力に推進する。
 下期のシート事業の戦略については、シリーズ拡充を進め、フルラインアップとなった「VBRAN」や極薄シートなど高機能商品群の拡大、さらに汎用品の販売維持の3つをコアに事業推進する。本年度よりスタートした3ヵ年中期経営計画において、シート事業は広幅製品群の販売構成比を引き上げる方針で、3年後には20%超まで育てる意向だ。
 同社は震災復興対策に貢献する製品群を「復興関連製品のご紹介」としたカタログを作成した。耐摩耗性ゴムシートや「VBRAN」、橋梁用ゴム緩衝材、さらにガレキ処理で効果を発揮する耐磨耗製品を拡販する。
 本年通期の業績予想は、下期の増販で上期の減収分をカバーし、シート事業部の売上高は前期並みを見込んでいる。

(2012年11月12日紙面掲載)

クレハエラストマーの高精度ゴムシート

クレハエラストマーの高精度ゴムシート