石油・ゴム製品業界の特許資産規模ランキング 横浜ゴムがトップ

2012年10月16日

ゴムタイムス社

 パテント・リザルトは12日、独自に分類した「石油・ゴム製品」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「石油・ゴム製品業界 特許資産規模ランキング」を発表した。
 2011年4月1日から2012年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計した。
 この結果、横浜ゴムが1位となった。同社はシリコーン樹脂組成物を用いた光半導体封止体や冷媒輸送用ホースなどに強みを持ち、注目度の高い特許には、「タイヤ加硫用ブラダー、タイヤの加硫成形方法及び空気入りタイヤ」に関する技術などがある。
 2位はブリヂストンで、太陽電池に用いる「透明フィルム」や、「導電性弾性ローラを備えた画像形成装置」など、タイヤ以外の分野に関する登録特許も増えている。注目度の高い特許には「圧縮空気節減ゴム練り装置」や「路面状態推定方法、及び、路面状態推定装置」などがある。
 3位の住友ゴム工業は住宅などの小型の建物に適用可能な「制震構造」に関する技術が注目度の高い特許として挙げられている。

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