東海ゴム 「第39回国際福祉機器展H.C.R.2012」に出展

2012年09月25日

ゴムタイムス社

 東海ゴム工業(西村義明代表取締役社長)は9月24日、26日から28日まで東京ビッグサイトで開かれる「第39回国際福祉機器展H.C.R.2012」にブース出展すると発表した。ブース位置は1ホール、通路3、5(1‐03‐05)。

 同社ブースでは、昨年に続いて、独自開発したオールゴムの触覚センサ「スマートラバー(SR)センサ」を採用した介護支援ロボット「RIBA」(リーバ)、「体圧検知センサ」(商品名:SRソフトビジョン)、床ずれ防止用の「SRアクティブマットレス」を展示・実演の予定。
 ロボットは、昨年出展した「RIBA‐Ⅱ」に比べて大幅な軽量化とコンパクト化を実現した「RIBA‐Ⅱx」(リーバツーエックス)を公開する。モニター評価で車椅子のクッション選定等に有効であることが確認された体圧検知センサは、2013年1月に発売予定。SRアクティブマットレスは、昨年に比べて、血行を考慮することにより効果の向上を図った。また、SRセンサを使った呼吸測定技術を新規開発し、被介護者の健康状態モニターへの応用展開を進めていく。
 柔軟な材料でよりよい生活に貢献する、同社の「スマートラバーテクノロジー」を体感してもらうことを目的としている。

 同社の研究開発部門である新事業開発研究所では、ゴムのさまざまな技術・用途開発を進めているが、なかでも、SRセンサを活用した製品開発は、介護や健康、医療など将来の社会ニーズに対応できる用途として、商品化に向けた取り組みを加速している。今回の出展品は、量産を前提に開発した試作機であり、来場者からの意見・感想を、より市場の要望を反映した製品の開発につなげる狙い。

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