葛飾ゴム工業会 宿泊研修会を開催

2012年09月24日

ゴムタイムス社

葛飾ゴム工業会(藤井直行会長)は9月7~8日にかけて、鬼怒川温泉ホテルで宿泊研修会を開催した。
 今回は会員等16名が参加。7日の夜に懇親会が開催され、お互いに情報交換や親睦を深める時間となった。
 翌日の8日には、一般社団法人化学物質評価研究機構(CERI)の大武義人理事(理学博士)を招き、同会場の会議室で「ゴムは必ず劣化する」をテーマに講演が開催された。
 大武理事は同テーマに沿って、ゴム・プラスチックのトラブル事例と対策として、スペースシャトルコロンビアに学ぶ接着事故、タイヤのバースト、ゴム・プラスチックの破損破壊、水劣化、銅害等について講演した。またプロジェクターを使用しながら、それぞれ具体的な事例を紹介しならわかりやすく解説を行った。
 講演で大武理事は「価格では中国、韓国にはかなわない状況であり、これからはいかに長期耐久性、高機能化の両方を兼ね備えた製品を作っていかなくてはいけないのではないか」と今回の趣旨を述べた。
 講演終了後、質疑応答の時間が設けられた。参加者からは、接着剤、接着強度の問題、工場で不良対策、得意先の技術の問題や要求等様々な質問が行われ、2時間半に渡る講演は充実したものとなり、参加者にとって有意義な時間となった。
 今回の講座は当会の旧情報普及部会が4年前の7月に一般社団法人化学物質評価研究機構の高分子技術部の協力を得て、計3回シリーズで実施する予定だったもの。定例化を目指していたが、昨年の震災等により、今回まで実現が難しい状況だった。今後、同講座を定例化する予定。

 大武理事は大手電線メーカーを経て、現在CERIの高分子センター長で、高分子材料の劣化研究の第一人者。著者として、「ゴム・プラスチック材料のトラブルと対策―劣化と材料選択ー」、「製品中の異物混入とその対策ー異物分析の手法と実例ー」(共著)などがある。

 

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