東部ゴム商組野球大会

2012年09月11日

ゴムタイムス社

 東部ゴム商組(西山博務理事長)主催の第34回野球大会の4日目(最終日)は9月2日、東実健保体育館グラウンド(千葉県柏市)で準決勝および決勝戦が行われ、6対2で㈱シバタが㈱ニシヤマを下して優勝した。
 今大会は会員、賛助会員から35チームが参加、日曜日の試合で4日間にわたって熱戦が繰り広げられた。初日から3日間の試合は気温30度を超える真夏日だったが、最終日はあいにくの曇天で、午前9時30分から始まった準決勝は途中、局地的な大雨に見舞われ、試合が中断した。シバタと横浜ゴム㈱の対戦は4回が終了したため試合成立となり、シバタが6対0で決勝に進んだ。ヤマカミAとニシヤマAの準決勝は3対3で試合が中断、一時は中止、再戦案も出されたが、正午過ぎに天候が回復し、試合再開となった。結果は3対3のまま最終回となり、サドンデス・ルールが適用され、互いに1アウト2・3塁から攻撃、両社とも1点を加点、4対4となり最後はジャンケンで勝敗が決められた。各チームとも代表3人により行われ、ニシヤマチームが2連勝して決勝に勝ち進んだ。
 連覇を目指していたヤマカミの山上茂久社長は「試合が中断して、一時は引き上げようともしたが、結果として気持ちが緩んでしまった」とコメントした。
  ◇  ◇  ◇
 午前中の曇天から一転して青空となり、シバタ対ニシヤマの決勝戦が始まった。ニシヤマの先攻で試合が始まり、1回の表・裏はともに先頭打者が出塁するも後続が続かず、鍛え抜かれた守備の助けもあり、序盤は投手戦となった。
 3回裏、シバタは守備の乱れとクリーンヒットによりノーアウト1・2塁のチャンスを作る。ここで送りバンドを成功させランナーを進める。次打者がセンター前にクリーンヒットを放ち、先取点をあげた。
 4回表、ニシヤマも反撃をみせる。センター前の2塁打やサードゴロでの悪送球などで1アウト満塁の絶好のチャンスを作る。次打者はデッドボールで1点、さらにライト前ヒットでもう1点が加わり、逆転に成功したが、後続は空振り三振、ショートフライに倒れ、大量得点には結ばなかった。
 4回裏、シバタは先頭打者の坂東克紀選手がライトオーバーの長打を放ち、俊足をいかして一気にホームに駆け込み。同点に追いついた。
 5回裏、シバタは4球や打撃妨害などでノーアウト2塁のチャンス。サードゴロをうまくさばいたものの3塁手のファースト悪送球で2塁ランナーがホームに帰り1点、再びリードした。2アウト1・2塁の場面で坂東選手がバッターボックスに。声援もヒートアップする中、再びライトオーバーの2打席連続ランニングホームランを放ち、3点を加えて期待に応えた。
 このあと、勢いはシバタチームに傾き、6回表、7回表のニシヤマの攻撃は内野ゴロなどでチャンスを作れず、6対2でシバタチームが優勝した。
 試合後、シバタの針谷社長は「東部の野球大会は、古い時代だが第2回大会で優勝した経験がある。4年前に再び参加、昨年は準決勝で敗れた。今回は全国の支店から経験者の野球部員を募り、強化した。大会中の土曜日は、この東実健保のグラウンドで約4時間の練習を行い、その成果が表れた。大変嬉しく思う」と話した。
 なお、3位決定戦はヤマカミAチームと横浜ゴムが対戦し、横浜ゴムが勝利して3位に、ヤマカミAが敢闘賞となった。
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 シバタ、ニシヤマA、横浜ゴム、ヤマカミAの4チームが参加して閉会式が行われた。藤田副理事長が優勝旗をシバタチームに手渡し、最優秀選手にはシバタの坂東克紀選手(20歳)が選ばれた。
 藤田副理事長は「最終日は大雨で試合中断もありましたが、その後天候も回復し、無事に大会を終了することができました。参加された35チームの選手並びに関係者、大会運営の関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。来年も多くのチームの参加をいただき、開催したいと存じます」などとあいさつした。

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