【CMB特集】 角一ゴム工業 上期業績は順調推移

2012年09月26日

ゴムタイムス社

上期業績は順調推移 非自動車分野の需要開拓へ

角一ゴム工業

 角一ゴム工業㈱は、明治38年創業のCMBメーカーであり、その歴史から高い実績と顧客との信頼関係を構築しており、さらに蓄積されたゴム配合技術には定評がある。
 同社のCMBは、原料ゴムとしてはNR、SBR、NBR、CR、EPDM、ACM、BR、IIRなどで、主要生産設備は9号バンバリー、6号バンバリー、3号バンバリーミキサーが各1台、24インチロール2台、22インチロール1台、このほか冷却乾燥機(多段ネット式、ネット水車式、ハンガー式各1台)。試験設備はムーニービスコメーター、キュラストメーター、オートグラフ、老化試験、試験プレス、試験ロール。生産能力は月産500㌧。
 「リーマンショックによる世界同時不況を乗り越え、昨年は順調な回復を期待していたが、3月の東日本大震災で自動車部品のサプライチェーン寸断により自動車生産が減少し、さらに自動車生産の回復が見込まれていた矢先の昨秋、タイで洪水問題が起こり、再び自動車生産が減少した。こうした事業環境から自動車部品向けCMBの出荷減により、12年2月期業績は、売上高は1割減となった」(宮田社長)。

 

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