東レ・ダウンコーニング 再生エネルギー、LED分野に注力

2012年08月03日

ゴムタイムス社

 東レ・ダウコーニングは7月27日、東京都内本社会議室でプレスセミナーを開催、桜井恵理子会長兼CEOが「ケイ素関連技術が牽引するイノベーションとサステナビリティ社会の実現」と題する講演を行った。

 桜井氏は「エネルギーや水、気候変動、都市への人口集中といったメガトレンドに対して、Dow Corningが得意とする、シリコーンの基となるケイ素(シリコン)関連技術から、新たなイノベーションを生み出していきたい」と語り、その上で、再生エネルギーと蓄電(ソーラー関連材料、リチウムイオン電池関連材料)、ハイパワー・高周波ウエハー(Sicウエハー)、LED照明(チップ封止材、アセンブリー材料)の3分野を重点項目として挙げ、ケイ素関連技術でイノベーションを続け、これら分野での製品開発に注力すると述べた。

 〈桜井恵理子氏の略歴〉  
 1987年に米ダウ・コーニングに入社。1989年に日本に転勤。03年自動車ビジネスのグローバル・ヴァイスプレジデント、11年10月より、日本・韓国ソリューションのプレジデントとして、両国の統治、人材育成、長期成長戦略に携わる。東北大学文理学部心理学専攻、在学中に文部省奨学生として、カリフォルニア大学ロスアンゼルス校心理学部大学院に留学。

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