【ゴム用機械特集】 ダイハン 中国製プレフォーマーを販売開始

2012年08月02日

ゴムタイムス社

中国製プレフォーマーを販売開始  国内販売で営業力強化

ダイハン

 ゴム工場の基幹設備として、ゴム製品を製造するための機械を40年以上にわたり提供し、個々の機械からフルターンキー方式に至るまでユーザーの要求に対応する㈱ダイハン(東京都・大田区 森広蔵社長)はゴム練機をはじめ、ゴム押出機、ゴム成形機の製造および販売を行い、国内外で展開している。
 最近の動向としては「ユーザーは国内での投資よりも、海外に投資する傾向になってきており、大きな受注はほぼ海外からになってきている」(同社)。
 同社の国内外の販売比率としては半々に近い状況で、今後は海外の受注がますます増えていくと見ており、海外のユーザーの要求に対応して販売を伸ばしていくという。
 「確かに国内での引き合いはメンテナンスや補修関連が増える傾向にあり、大きな設備投資は海外が目立つ傾向になっている」(同社)。
 同社は以前から中国展開をしており、中国等の最近の動向では「中国の沿岸部では人件費が毎年10%程度ずつ上がってきており、コスト的に合わない部分もでてきている。海外進出している自動車メーカーの調達先は日系メーカー限定ではなく、ローカルメーカーまで広げている状態。中国では企業が現地ですべて調達する傾向になっており、最近の円高状況も踏まえて、同社は海外戦略として違った視点でビジネス展開する必要がある」(同社)。
 そこで同社は中国の事業所を拠点に中国で機械を製造し、国内に輸入販売する戦略を立てている。そのひとつが型物成型(プレス成型)用材料作りに使用する中国製の予備成型機(プレフォーマー )。同社はスイスのメーカー(アンソニークロー社)と提携し、供給装置を備えた連続式のプレフォーマーを製造・販売しており、同分野では多くの実績とノウハウを有しているが、コスト面で苦慮していた。
 同製品は4月から販売開始をしており、引き合いが多く、実績を残してる。また同社の横浜技術センターでテスト機を常設しており、ゴムの重量精度を確認できる体制が整っている。
 特徴として、ブランクの重量を機械にフィードバックしてパラメーターを補正するので、重量精度の高いブランクを得ることが可能で、残ゴムの掃除が容易な構造になっている。また海外製のため、円高の状況下で手頃な価格で購入できるのもユーザーにとってメリットになる。さらに同製品のメンテナンス等のアフターサービスは横浜技術センターのスタッフが提供していく。
 「国内のユーザーから海外の機械の需要もあり、また手ごろな価格で購入したいというニーズに対応し、サポートしてきたい」(同社)。
 同社は同製品を積極的に拡販することで、国内の営業販売を強化していく。

(2012年7月16日紙面掲載)

中国製プレフォーマー

中国製プレフォーマー