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ニュースの焦点 合成ゴム アジアでの生産能力増強加速

2012年06月14日

ゴムタイムス社


 アジアでの旺盛な自動車生産、タイヤ需要増を背景に合成ゴムの生産能力増強が相次いでいる。
 ランクセスは、台湾のTSRC社との合弁事業の一環として中国の南通で進めていた、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)の新工場の稼動を、予定通り開始した。
 両社はこの新工場に、共同で5000万米ドル(出資比率各50%)を投資。新工場の稼動当初の年間製造能力は3万トン。中国のNBR市場規模は、中国国内の自動車産業、建設業がこの需要を牽引して世界最大となっており、年平均成長率も約10%と世界で最も急速に成長している。
 三井化学も中国石油化工股?有限公司(Sinopec)と共同出資によるEPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)を製造・販売する合弁会社「上海中石化三井弾性体有限公司」(SSME)を設立した。
 SSMEは、メタロセン触媒を用い、最新鋭のプロセスを採用した世界最大規模のEPTプラントを中国上海市・上海化学工業区へ新設する。中国では、自動車産業の急速な拡大および社会インフラ(鉄道など)の整備に伴い、EPTの大幅な需要増が見込まれているためだ。