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【ゴム・ビニール手袋特集】日本グローブ工業会 望戸清彦理事長に聞く

2012年06月07日

ゴムタイムス社

日本グローブ工業会 望戸清彦理事長に聞く

安価な海外製品との差別化を ピーク時需要までに回復予想

 ゴム・ビニール手袋の需給動向、グローブ工業会の今年度の事業活動について日本グローブ工業会・望戸清彦理事長(三興化学工業㈱社長)に聞いた。

―2011年の需給状況は
 望戸理事長 家庭用は前年並みとなったが、作業用は6ポイント、極薄手袋は10ポイントも前年実績を上回り、全体的には回復傾向にある。グローブのニーズが細分化されてきており、ビニル薄手から極薄手袋への市場が広がってきているほか、東日本大震災以降、消費者の衛生管理意識が高まってきているように思う。また、円高によりアウトサイダーの低価格製品の流入により販売競争が激化しており、極薄製品では市況軟化を招いており頭の痛いところである。

―今年度の事業計画は
 望戸理事長 基本的には前年度を踏襲するが、家庭用ではディスポーザブル化の加速に対応し、食品衛生法に適合した商品の開発導入、作業用では認定マーク浸透の強化、安心して使っていただける商品を提供し、海外の安価な製品との差別化を図っていくこと。医療用では術中交換の徹底、パウダーフリー化の促進、ラテックスフリー商品の認知度の向上を図ることを柱に活動していく。

―2012年度の需要見通しは
 望戸理事長 全般的な販売数量は家庭用・作業用ともに昨年を上回り、順調に回復の傾向にある。医療用も引き続き主力の手術用手袋が安定して堅調な伸びが見込まれ、徐々にピーク時の需要に戻りつつある。原材料価格の高止まりが今後も続くとなると、いかにコスト削減を図るかが最重要課題となる。それぞれの分野で特徴ある商品を市場に供給し、快適な作業環境には無くてはならない信頼されるメーカーとして取り組んでいくことが必要とされる。会員企業は競争会社ではあるが、共存を図りながら工業会全体で盛り上げていこうと思っている。(2012年6月4日紙面掲載)

>>日本グローブ工業会 24年度事業計画

望戸清彦理事長

望戸清彦理事長