ダウ・ケミカル 三井物産 世界最大級の植物樹脂工場を建設

2011年07月25日

ゴムタイムス社

19日、米ダウ・ケミカルと三井物産が合弁で世界最大級の植物樹脂工場をブラジルに建設すると発表した。
ブラジルでサトウキビ由来のエタノールを原料とする世界最大級のバイオポリマー事業を発足させる。三井物産は米ダウが全額出資するブラジルのSVAA社の株式50%を増資引き受けで取得し、約2億ドル(約160億円)を出資。
合弁事業として、ブラジルミナスジェライス州サンタ・ビトリア市で再生可能原料となるサトウキビ由来バイオエタノールを生産する。これにより新しいバイオマス原料が供給され、米ダウの原料が従来の化石燃料から多様化することになる。
最終的に米ダウと三井物産は、再生可能なサトウキビ由来エタノールを原料とするバイオポリマーを生産するための世界最大級の植物樹脂工場を操業していく。
プロジェクトの第1段階でサトウキビをエタノールに転換する新たな生産施設をサンタ・ビトリア市に建設。ダウ会長兼CEOのアンドリュー・リバリスが「世界最先端の技術と再生可能原料がユニークに組み合わされ、世界の成長市場の需要に対応していく」と述べた。
同施設の建設は2011年第3四半期に開始される見通しになる。

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