東洋ゴム工業 2012年度入社式を開催

2012年04月09日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は2日、入社式を開催した。

 新入社員に対して、中倉健二社長のあいさつは以下のとおり。

 2012年4月2日 2012年度入社式社長訓示 東洋ゴム工業株式会社(社長:中倉健二)は、本日、2012年度入社式を執り行い、社長の中倉より、下記のとおり訓示を行ないましたのでご参考までお知らせいたします。
【社長訓示要約】
 「未来への大きなエネルギーですばらしい未来を切り拓いてください」 入社おめでとうございます。皆さんをお迎えできたことを、会社を代表してお祝い申し上げます。41年前の私と同じように、皆さんは可能性を持って今日、東洋ゴム工業に入社されました。皆さんは可能性のエネルギーを持っておられます。 今、世界は大変動期を迎えており、日本の凋落が現実のものとなってきましたが、日本にはチームへのロイヤルティが残っています。このチーム力で戦っていくことがグローバル競争で日本企業が打ち克っていく戦略であると考えています。将来を支えるチームメンバーとして皆さんに期待をしているからこそ、我々は喜びを持って今日の日を迎えています。東洋ゴムはものづくりの会社です。マーケティングと技術開発を怠らず、まじめに事業を続けている限り、チームワークで必ず生き延びることができると思っています。 皆さんは今日からプロの世界に入りました。何かの行為をしてお金を払うのがアマチュアであり、逆にお金をいただくのがプロです。学費を払うのがアマチュアで給料を貰うのがプロです。社会人とは、社会、会社に守ってもらうものではなく、社会に責任を持つ人のことなのです。 私は新入社員の皆さんに、いつも3つのアドバイスを贈っています。1つ目は「プロの評価は他人がする」ということ。だから評価は一見不公平です。しかし機会は公平にあるのです。プロとしての日々の努力の差の累積が将来大きな差となります。したがって、2つ目、「自らを鍛えていく」ことが大事です。優れたプロが日々自らを鍛えているように、我々は書籍などから学んでいくことが大切です。先人の智恵に学び、修養を積むことです。会社という組織の中で働くとき、いくら知識に優れていても一人では何もできません。チームワークが会社の力を決めるのです。最後の3つ目は「よいコミュニケーションをとる」ということです。一番よいのはフェース・ツー・フェースでのコミュニケーションです。メールは確認記録には優れますが、フェース・ツー・フェースにはそれ以上に文字にはない情報があるのです。表情や口調があり、その場で双方向での理解ができます。他人と向かい合える勇気がなければなりません。 繰り返しますが、皆さんは我々にはない未来への大きなエネルギーを持っています。そのエネルギーで素晴らしい未来を切り拓いていただきたいと思います。

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