三菱化学 1,4ブタンジオール製造設備を一部停止

2012年04月02日

ゴムタイムス社

  三菱化学㈱は、石油化学事業の一つであるC4ケミカル事業の競争力強化に向け、1,4ブタンジオール製造設備の一部を停止する。 

   同社は、伸縮性繊維やウレタン等の原料として使われる1,4ブタンジオールを四日市事業所にて製造しているが、同製品の原料であるブタジエンが、合成ゴムの需要増により、近年高騰している。そのため、弊社の1,4ブタンジオールの製造コストが上昇し、事業運営上厳しい状況が続いていた。

  そのため、採算の改善を図るべく、同社は、2103年3月をもって1,4ブタンジオール製造設備2系列(2系列合計生産能力 90千トン/年)のうち、規模の小さい1系列(生産能力 30千トン/年)を停止することにした。同社は、今回行う1,4ブタンジオール製造設備の集約だけでなく、今後もC4ケミカル事業の競争力強化に向け取り組んでいく。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー