三菱化学 ビスフェノールA、エポキシ樹脂及びエポキシ硬化剤を値上げ

2012年03月28日

ゴムタイムス社

 三菱化学㈱(東京都港区、小林 喜光社長)は、国内向けビスフェノールA(以下「BPA」)、エポキシ樹脂及びエポキシ硬化剤について、価格修正を平成24年4月5日出荷分より実施することを発表した。
 国産ナフサ基準価格は、原油価格高騰の影響を受け騰勢を強めており、平成24年4ー6月期には、63000円/KLを超えるものと見込まれている。加えてベンゼン価格も足元のアジア価格が1200ドル/MT前後まで上昇しており、BPAの原燃料価格が高騰している。またBPA、エピクロルヒドリンを原料とするエポキシ樹脂及びエポキシ硬化剤もBPAと同様に原燃料価格が高騰している。
 同社は原燃料価格の上昇に伴う大幅なコストアップを自助努力により吸収すべく最大限努めているが、限界を越えていることから、今般BPA、エポキシ樹脂及びエポキシ硬化剤について価格修正を実施した。
 対象品目及び値上げ幅はビスフェノールA(BPA)が+35円/㎏、エポキシ樹脂が+45円/㎏、エポキシ硬化剤が+46円/㎏。

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