葛飾ゴム工業会 第2回勉強会を開催 知的財産をテーマに

2012年03月20日

ゴムタイムス社

 葛飾ゴム工業会(藤井直行会長)は3月9日、東京・葛飾区の小里機材㈱・本社2階会議室で第2回勉強会を開催した。

 同会はゴム技術の向上や情報提供の場として、各種講演会や勉強会を毎年開催している。
 今回のテーマは「見えない資産について考える」。講師に昨年夏に「佐藤さんはなぜいっぱいいるのか?」(講談社)を発刊された弁理士の茅原裕二氏(わらしべ特許商標事務所代表)を招き、90分間に渡り、製造・販売のノウハウ、社名・製品ブランドといった見えない資産である知的財産について講演会を行った。
 茅原氏はスライドを使用しながら、「見えない資産(知財)とは」、「なぜ権利化するの?」など知的財産についてスライドを使用しながら、横浜ゴムの低燃費タイヤを例に上げわかりやすく説明をした。
 次に葛飾ブランド「葛飾町工場物語」で認定された亀戸ゴム工業㈱の「極薄状ゴムシート積層体及びその極薄状ゴムシートの貼付方法」や㈱杉野ゴム化学工業所の「粘土細工キット」など具体的に例を取り上げ、特許・商標などの法的権利の確保の手法について解説した。講演会終了後、質疑応答が行われ、多くの質問がなされた。
 同会終了後、講師を囲み懇親会を開催。当日は19名が参加した。

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