11年のコンベヤベルト需要先別販売比率

2012年03月14日

ゴムタイムス社

 ゴムベルト工業会は11年のコンベヤベルトと樹脂ベルトの需要先別販売実績比率を発表した。 それによるとコンベヤベルトの需要先別販売実績比率は、国内合計が61・1%を占め、輸出は38・9%となった。国内販売額は前年比14%増、輸出はオーストラリアなど資源国向けに円高傾向の中にありながら需要は依然旺盛で同39%増と大幅に増加した。
 主な需要先では、高炉8社が全体の21・2%を占め、同19%増。震災・原発関連の復興需要が下期以降、顕著となり、電力・ガスが123%増、ポータブルコンベヤ向けは48%増、その他OEMが46%増、石炭は109%増、ガラスが67%増など大幅に増加した。
 一方樹脂ベルトは、国内合計が97・3%を占め、輸出は0・7%となった。国内販売額は同1%増。輸出販売額は同30%減の大幅な落ち込みとなった。
 主な需要先では、全体の25・8%を占める食品は前年比横ばい。13・4%を占める物流機械は10%減、食品機械が7%減となったが、その他機械が17%増、繊維が25%増と2桁増となった。

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