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山下ゴム グローバル展開加速 経常利益は過去最高更新

2011年07月18日

ゴムタイムス社

鵜飼脩社長

鵜飼脩社長

山下ゴムの2011年3月期連結決算は売上高が486億9900万円、前期比9・5%増、経常利益は27億2300万円、前期比42・7%増と2期連続で増収増益となり、経常利益は過去最高となった。米国YUSAの業績改善、グローバルでの生産再編、原価低減策が寄与した。国内単体業績は主力需要先であるホンダの生産台数にスライド、国内、海外合計の生産台数91万4000台に対し、売上高は316億1400万円、前期比6・4%の増収となり、型物(防振ゴム)、押出(ホース・チューブ)、その他の全部門で前期実績を上回った。経常利益はグローバルな生産の最適化が寄与し、前期比12%増の14億7300万円と過去最高となった。
今期業績見通しは為替円高、原材料価格高騰に加え、東日本大震災以後の自動車生産台数計画を考慮し、連結で売上高408億円、前期比16・3%減、単体売上高250億円、同20・9%減の減収を予想。経常利益も連結で前期比59・7%減の11億円、単体経常利益も同66%減の5億円と半減を予想しているが、「下期以降の自動車生産の回復予想に対応、当社では平準化生産でこの間、高水準の生産を継続しており7月からは増産体制に入っている」(鵜飼社長)とし、下期には上振れを見込んでいる。
同社は11次中期経営計画で①顧客の海外生産の対応②顧客の国内生産の減少への対応③顧客の世界一のコスト要求に応える海外ローカルとの競争ーが重要課題とし、世界一のコスト体質の強化では「現調プロジェクト」を設け、グローバル最廉価購買活動を推進していく。顧客の海外生産対応では、今期連結ベースで前期比倍増の30億円の設備投資を計画しており、メキシコ新工場の立ち上げ、タイの第二工場新設、インドでの2013年操業を目指した防振ゴム新工場の建設を決めた。タイの第2工場は第1工場(型物製品)と同規模の4~5万㎡の土地を年内に取得、押出製品専門工場として2012年夏稼働を目指す。投資額は約15億円。

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