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JATMA 千葉県流山市駒木台の廃タイヤ3万5千本撤去

2012年02月27日

ゴムタイムス社

 千葉県流山市駒木台に不法投棄されていた廃タイヤの撤去が2月21日から開始された。廃タイヤが不法投棄されていたのは千葉県流山市駒木台144―1先の約660㎡の敷地。廃タイヤ約3万5000本、総重量約350トンの廃タイヤが野積みされていた。
 流山市駒木台地先の廃タイヤ不法投棄については、廃タイヤが蚊などの不快害虫の発生原因となること及び火災の懸念もあることから、平成6年当時より住民の健康と安全を守る観点から、廃タイヤの早期撤去に向けて県と協議が行われてきた。千葉県及び流山市では土地所有者に対して行政指導を行ってきたが解決しないため、流山市において予算措置を行い、平成24年3月に撤去し、地域の生活環境の保全を図るもの。
 撤去にかかる総事業費は約1千万円。一般社団法人日本自動車タイヤ協会の「原状回復支援制度」(総事業費の3分の2)、財団法人千葉県環境財団の助成交付を受け実施された。
 JATMAでは廃タイヤの不法集積・投棄を減らすため、2005年に原状回復支援制度を発足させ運用を続けており、2010年度には同会の原状回復支援制度を活用した案件はなかったが、2005~2010年度の6年間の累計では、計20事案に対し、約3億4100万円を支援し、約293万本、約2万9000トンの廃タイヤを撤去した。一般社団法人 日本自動車タイヤ協会の原状回復支援制度を利用した千葉県流山市駒木台の廃タイヤ撤去は千葉県としては初めて。
 廃タイヤ撤去事業を請負ったのは廃タイヤ中間処理業者で日本タイやリサイクル協同組合会員の㈱イトウ(千葉市中央区浜野町1025番地168 、伊藤嘉靖社長)。
 ㈱イトウでは21日から撤去作業を開始、5トントラックに廃タイヤを積み込み、一日5~6台で同社工場に搬送、撤去作業は10日間前後で終了するとしている。イトウでは同社工場に搬送された廃タイヤを破砕機で5インチ角のチップとし、これを新日本製鉄㈱広畑製鉄所に搬送。広畑製鉄所内に設置されているタイヤガス化リサイクル施設でタイヤをガス、油、カーボン、鉄ワイヤーに乾留・熱分解し、燃料や原料としてほぼ100%マテリアルリサイクルされる。