取材メモ 内陸部での就労高まる中国の労働事情

2010年10月22日

ゴムタイムス社

円高基調に歯止めがかからない。10月に入っても為替はジリジリと円高推移で、1㌦・80円を切る可能性も出てきた。こうした中で輸出採算の悪化から輸出依存型企業の業績悪化が懸念されている。 一方で、輸入は円高メリットを享受できるが、海外生産比率が7割というムーンスター。しかし、手放しで喜ぶことはできないという。 同社はシューズを主として中国で生産している。早い時期から海外生産を開始、労働力確保の面では問題はなかったが、近年はこれまでの沿海部から内陸部での就労の動きが出始めており、シューズの製造において労働力を確保するのは難しくなりつつあるという。将来的には中国以外での生産拠点の確保も想定する必要があると指摘する。 同社は翌期から4年間の新中計をスタートさせる。「変化」と「挑戦」に加えて「継続」することをスローガンに、「ムーンスター」ブランドの価値向上と収益力の向上を目指す。選択と集中を全分野で徹底し、ビジネスモデルを再構築し、安定した収益体質にする。

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