三ツ星ベルト 12年第3四半期決算 海外需要旺盛で経常27・2%増

2012年02月07日

ゴムタイムス社

 三ツ星ベルトの2012年第3四半期決算は、タイ洪水の影響が比較的少なかったことに加え、アジア圏を中心とした海外需要が旺盛であったことから、売上高が406億6600万円、前年同期比4・8%増、営業利益45億8300万円、同15・8%増、経常利益43億円、同27・2%増となった。四半期純利益は28億2800万円、同3・5%増となった。
〈国内ベルト事業〉
 自動車用ベルトは、期間の前半は震災による自動車生産台数の落ち込みの影響を受けたものの、その後の回復によりほぼ横ばいとなった。一般産業用ベルトは、新興国向けの需要拡大や拡販キャンペーンにより伸長し、OA機器用ベルト及び運搬ベルトは堅調に推移し、合成樹脂素材は設備投資の回復に伴い増加した。売上高は197億7000万円(前年同期比2・7%増)、営業利益は50億5400万円(前年同期比13・8%増)となった。
〔海外ベルト事業〕
海外での販売拡大に対応すべく生産体制・販売体制を強化した結果、一般産業用ベルトがアジアを中心に大幅に伸長した。
自動車用ベルトは、海外現地ユーザ向け及び補修用ベルトが好調に推移したが、為替の影響により邦貨では横ばいとなった。売上高は143億7400万円、同7・2%増、営業利益は11億2700万円、同5・3%減となった。
〈建設資材事業〉 
 土木部門は産業廃棄物処分場の受注が寄与し増加したが、建築部門では公共投資の抑制の影響をうけ、全体では微減となった。
売上高は32億900万円、同1・9%減、営業利益は2200万円、同33・5%
減となった。

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