トヨックス「トヨコネクタ」適用拡大

2011年04月11日

ゴムタイムス社

適用ホースが拡大した改良型の「トヨコネクタTSCB」

耐圧ホースメーカーの㈱トヨックス(宮村正司社長)は、ステンレス製のホース継手「トヨコネクタTSCB」を改良し「トヨフッソ」「トヨフッソE(静電気対策)」「エコロン」「エコロンS」の各ホースへの対応を可能にした。
同社はホース継手「トヨコネクタ」の発売以来、非常に好評を得てきたが「トヨフッソ」や「エコロンホース」には「トヨコネクタ」が使用できなかった。そのため、半導体関連や化学・薬品関連のユーザーから、それらホースに対しても使用できるようにとの多くの要望があった。
とくに薬品などを通す現場では漏れ、抜けは大きな問題にもなりかねない。また、保守技術者の減少で配管メンテナンスなどの問題もあり、安全・安心・省施工の「トヨコネクタ」へのニーズが高かった。
そのため、同社では昨年発売した「トヨコネクタTSCB」の内部構造の改良に取り組み「トヨフッソ」「トヨフッソE」「エコロン」「エコロンS」の各ホースに対応する改良品の開発に成功、新タイプを4月1日から発売した。
サイズは内径9~25ミリ用までの5サイズ。改良タイプの目印として、継手ナット部の樹脂リングを白色から青色に変更し判別が可能となった。
新タイプの発売により、以前より要望のあった半導体関連や化学・薬品関連にも採用が期待できる。また「トヨロン」をはじめ、同社のホース13種類に使用することが可能になり、様々な用途および流体に対応する。
トヨックスが進める「ホース配管安心セット」の品揃え充実となり、今後さらなる販売増が期待できる。同社では、独自のPRや情報発信活動、現場ユーザーの困りごと解消に活用している「ホースドクターカー」にも搭載し、販売店の拡販を積極的に支援していく。

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