第20回商品説明会を開催 西部ゴム商組が主催

2011年04月11日

ゴムタイムス社

 西部ゴム商組は3月24日、第20回目となる「商品説明会」を開催した。大阪市北区の中央電気倶楽部において、約50人の参加者があり盛況となった。今回は賛助会員の三和化工㈱と東拓工業㈱の2社が新製品や注力商品の紹介を行った。 三和化工は化学架橋ポリエチレン樹脂発泡体(独立気泡)の「サンペルカ」や「ニューペルカ」「オプセル」「オプシーラー」などの説明をサンプルを交えて行 われた。続けて行われた東拓工業は、特定ユーザー向けに開発した「エクダクト特注品」「TACダクト耐摩・耐油」「硬質ダクトAS」「ラインエース食品」 などを紹介した。 三和化工は1965年、日本で最初に開発した架橋ポリエチレン高発泡フォームの加工、販売会社として創業。発泡ポリエチレンの専業メーカーとして、独創的で時代に先駆けた製品造りに取り組み、技術開発型の企業として知られる。 これまで培ってきた発泡技術を駆使して家電、自動車、IT産業はもとより土木・建築、雑貨、スポーツ用品などあらゆる産業に同社の製品が使われており、米国やインド、ユーロ圏、アジア・オセアニアなど海外輸出も積極展開している。 今回の商品説明会は、お客さま相談室の米澤忠弘マネージャーが説明にあたり、商品サンプルも交えつつ、詳細に商品特徴などを説明した。 ▽サンペルカ 化学架橋剤で架橋した独立気泡ポリエチレンフォーム。この技術は同社独自の発泡技術であり、3倍の低発泡品から50倍の高発泡品までの製品が厚物として得られ、気泡は極めて細かくソフトな感触と明るい美しさを持つ。 ▽ニューペルカ カーボンを練り込んだ導電性フォーム。軽量、衝撃性、加工性など発泡体の特性はそのままに、静電気による障害から製品を守る。練り込みのためカーボンは脱落せず、安心して使用できる。 ▽ラバペルカ 合成ゴムを発泡させた柔軟な弾性のある発泡体。わずかな力で容易に圧縮でき、凹凸面にも追従する。基材である合成ゴムの特性により、耐熱性・耐薬品性・耐油性・グリップ性・耐久性に優れる。 ▽スーパーオプセル 連続発泡で音並びに水を吸収する。しっかりと密着し、シール材としての機能を有し、使用目的を限定しない。焼却時にもダイオキシンは発生しない。 ▽オプシーラー 柔軟性に優れ、わずかな力による圧縮が可能。酸やアルカリ性に強いOP系(EPDM)、ガソリンに強いNP系(NBR/PVCなど)がある。 ◇  ◇ 製品形状はユーザーニーズにより常に変化、同社では長年に亘るシーズの蓄積と顧客ニーズを結びつけるために企画提案型の営業活動を基本としている。「小ロット・多品種・小回り・スピード」を基本理念に、商品開発を続け顧客満足度の向上を目指している。

商品説明会の様子(=三和化工)

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