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電気化学 シンガポールでカツラ製品用合成繊維の製造工場を新設

2012年01月12日

ゴムタイムス社


 電気化学工業㈱は10日、同社事業であるカツラやヘアピース用合成繊維「トヨカロン」の製造工場をシンガポールに新設すると発表した。

 新工場の年産能力1万トンで、2013年から順次稼働する。初期投資額は約30億円。

 現在、同社の大船工場(神奈川県鎌倉市)の「トヨカロン」製造設備は、主要販売先であるアフリカ での頭髪製品市場拡大により、すでにフル稼働の状況。

 同社は今後のアフリカの経済成長に伴い、購買力が高まり頭髪製品の需要拡大が予想。また同市場は年10%以上の伸びが見込まれることから、新工場を建設して段階的に能力を倍増していく。

 今回、新工場を建設するシンガポールは、物流や税制面などで様々な優位性があり、同社はそれを生かしてより競争力のある製品を供給する。さらに、建設予定地は、同社の子会社である Denka Advantech Private Limited(DAPL)社の溶融シリカ工場の近くに位置しており、今後、新工場を同社の第2工場として一体運営することで、 シンガポールを戦略拠点に据えた、一層の海外積極展開を図っていく。

「トヨカロン®」とは
当社が1952年に世界に先駆けて塩ビ繊維の工業化に成功し、以来、ファッション用 ウィッグ・ヘアピースに使われ世界中で販売され、その品質をマーケットに認められた実績のあるブランド。絹のように柔らかな触感、独自の光沢感、優れた難燃性(安全性)などの特長があり、 特殊な製造技術で、高光沢部分と低光沢部分のある、自然に近い風合いを得ることができ る。また、熱処理をすることで、細かい縮れが発生し、ボリューム感があり、優れた触感の製品に仕上がる。

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