新春トップインタビュー 藤倉ゴム工業

2012年02月06日

ゴムタイムス社

藤倉ゴム工業 中 光好社長 -2012年1月1日号掲載-

中国の工場建設で販売拡大強化

埼玉に新工場を取得 新生産体制で臨む

 本年は東日本大震災で工場が影響を受けたが、新生産体制で臨む藤倉ゴム工業。生産・販売体制の立て直しなどに本格着手するいう中光好社長に事業方針などを聞いた。

 ―2011年を振り返ってのご感想は。
 中社長 東日本地震の影響で同社工場による直接被害は微細にとどまったものの、福島原発による避難・警戒区域に工場が入っており、工場が立ち行かなくなったことが大きな事象となった。具体的には、2010年11月23日竣工式を迎えた小高工場(小高FSFと小高CMC)が警戒区域になり、工業用品を主体とする量産工場の原町工場も福島原発から27キロ内にはいり、屋内退避状態となってしまった。さらに35キロ離れている子会社の㈱藤加工所(産業資材などの製造)も35キロ内にはいり立ち行かなくなった。同社の4工場うち3工場が一時的に閉鎖ということで、瞬間的に経営危機になったというのが忘れられない事象となった。
 ―東日本大震災の復興に向けての進捗業況は。
 中社長 震災の影響で大変厳しい状況に追い込まれたが、株式会社デンソー東日本から工場(福島県田村市、当社田村工場)を臨時に賃借して生産回復に務めた。昨年6月の段階で工場はほどなく立ち直り、回復基調になった。本当に震災は厳しい経験ではあったが、この影響は5月まで続くと予想する。なぜかといいますと、現在の田村工場は5月に㈱デンソー東日本にお返ししなくてはいけない。その対策として、埼玉県の加須市に自社工場を取得した。現在の田村工場で納期をキープし生産しながら、同時進行で加須工場への移設の準備をやりとげなくてはいけない。
 ただ、今回の震災などの厳しい経験のなかで、企業間の絆イコール人と人との絆、今までお会いしたことのない方々にもお会いでき、支援していただいたことに対して、本当に感謝をもうしあげたい。
 ―中間期連結業績に対するする評価は。

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