独ボッシュ 越のCVTベルト工場を正式稼働

2011年04月25日

ゴムタイムス社

サイゴンタイムズ紙によると、ドイツ自動車部品大手ボッシュは15日、ベトナム南部ドンナイ省のロンタン工業団地に建設した車両CVT(無段変速トランス ミッション)用金属製プッシュベルト工場を正式稼働した。同工場の総投資額投資額は5500ユーロ(約65億円)。同社のCVTベルトの製造拠点として は、オランダに次いで世界2ヶ所目となる。
敷地面積16万平方メートルの同工場では初年度、160万個のプッシュベルトを製造する予定。ベトナム工場で生産されるCVTベルトは、ディーゼルエンジ ン、ガソリンエンジン、ハイブリッドエンジンを搭載した小型車からスポーツタイプ多目的車(SUV)まで、幅広い車種に装備される。
主に日本と中国の市場向けに供給する。従業員数は15年までに工員800人体制に整え、年間生産量を230万本まで引き上げる方針である。
ボッシュは08年4月に子会社ロバート・ボッシュ・ベトナムを設立。 プッシュベルト製造工場の建設準備を進めていた。CVTは、エンジンの回転とギア比 の回転を調和させることで、15%の燃費向上と10%の二酸化炭素排出量低減を実現するとされている。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー