2010年ホースアセンブリ需給実績 産業用が1.6倍伸長も総出荷金額は612億円に 08年対比では78%の水準

2011年03月22日

ゴムタイムス社

2010年のホースアセンブリ業界を取り巻く環境は、年前半はリーマン・ショック後の世界的な大不況を脱し景気は穏やかに回復し、大手需要先である建設機 械は中国・アジアを中心とした新興国および資源開発国向けの需要が大幅に増加した。自動車はエコカー減税・補助金による需要喚起により市場が大幅に回復、 工作機械も旺盛な自動車や家電関連の設備投資に支えられ急激に回復した。年後半は、急速な円高等により景気が踊り場を迎えていることに加え、9月初旬に終 了したエコカー補助金などの景気刺激策の一部が終了したことにより景況感は悪化してきたが、2010年の年間出荷実績は9月までの貯金に支えられ、合計で 612億1600万円、前期比151%の大幅回復となった。
しかし、08年対比では78%の水準で本格的な回復に至っていない。
国内向け出荷は553億700万円、前年比142%、輸出向けが59億900万円、同372%と輸出向けは中国・アジアを中心とした新興国および資源開 発国向けの建設機械需要の大幅増加で前年実績に比べ3・7倍の伸びとなっている。
品種別でもいずれも輸出向けの伸びが大きく、国内、輸出出荷を合わせた産業用ゴムホースは363億5700万円、同163%、自動車用ゴムホースは 145億9800万円、同125%、樹脂ホース55億2300万円、同162%、付属金具47億3800万円、同158%となった。08年対比では産業用 ゴムホースが78%、自動車用ゴムホースが同77%、樹脂ホースが同72%で樹脂ホースの回復が遅れている。
2011年のホースアセンブリの需要見通しについて、同工業会では景気に対する不透明感や政局の混迷等により需要予測は非常に困難としながらも、法人実 効税率5%引き下げの効果や、まだまだ旺盛な新興国や資源開発国向けの建機需要に期待し、対前年プラスの実績を見込んでいる。

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