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宇部興産 夏場の電力消費削減で BR生産は5%減見込む

2011年05月25日

ゴムタイムス社

宇部興産㈱は5月17日、2012年3月期業績予想について、売上高6500億円、前期比5・5%増、営業利益440億円、同0・8%減と収益は前期並利益を見込んでいると発表した。
売上高は化学製品を中心として需給環境は引き続き堅調で、販売数量増、売価上昇で増収となると予想。当期純利益は特別損益の改善で増益を見込んでいる。
東日本大震災による影響について、同社竹下道夫社長は、「11年3月期に特別損失7億円を計上したが、今期は27億円を折込み済み」と説明。
また、同社の千葉石油化学工場は震災の影響によるブタジエン不足で合成ゴムBR(ポリブタジエン)の減産を余儀なくされたが、現在はフル稼働となっている。ただ、計画停電では千葉工場の消費電力15%削減を目指し、夏期の生産調整を実施する予定で、「BRの生産は5%減に収まる」としている。
合成ゴム事業はタイヤメーカーの増設を背景とした需要増加、省エネタイヤに対する特殊品のニーズ増加から需要は引き続き旺盛とし、中期経営計画「ステージアップ2012ー新たなる挑戦ー」でも中核基盤事業と位置づけ、製品の差別化及び需要に応じた供給体制の確立、原料ブタジエンの安定確保、日本、タイ、中国に次ぐ第4工場の検討を開始している。

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