小松原 21年に工場移転を計画 工場集約で生産性が向上

2019年09月09日

ゴムタイムス社

 小松原(和歌山市、玉置篤社長)の19年8月期の需要動向は、ゴム設備機械をはじめ、衣料向け繊維機械、IT関連設備など全体的に動きが鈍いものの、売上ベースでは前年よりも増え、利益面でも微増した。

玉置社長

玉置社長

 今期について、玉置社長は「外部環境の影響がなければ、売上はもっと伸ばせた。今期は期をまたいでしまう案件が多かったのが特徴だ。利益面では不採算なものが改善され、利益面で貢献できた」と振りかえる。

 売上の構成別では、ゴム設備機械が30%、衣料・非衣料向け繊維機械が30%、IT関連設備が30%、その他が10%となり、衣料向け繊維機械が前期よりも減少した。

 ゴム設備関連については、同社の強みを生かした曲がり管連続加硫装置の動きが前期と比べると良かったという。

 衣料向け繊維機械では、海外へのユーザーの設備輸出が減少傾向になっており「繊維の市場自体が厳しい」(玉置社長)と捉え、今後も減少傾向は続くと見ている。ただし、車載のエアバックなどの非衣料の繊維の需要はまだ日本製の需要があるとのこと。

 IT関連設備では、以前は光学フィルムの需要が多かったが、電池関連の部材の需要に変わってきている。

 新たな収益の柱として、最近注力

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