増収も材料費高騰で減益 藤倉コンポジット4~6月期

2019年08月19日

ゴムタイムス社

 藤倉コンポジットの20年3月期第1四半期連結決算は、売上高が82億3600万円で前年同期比3・3%増、営業利益は2億8200万円で同46・7%減、経常利益は2億500万円で同64・6%減、四半期純利益は1億5000万円で同65・4%減となった。
 セグメントのうち、産業用資材は、売上高が53億2400万円で同3・4%増、営業利益は1億8000万円で同54・0%減。工業用品部門は、自動車関連部品と、住宅設備関連部品が比較的好調を維持したが、材料費や人件費高騰などの影響を受け、増収減益となった。
 引布加工品は、売上高が13億2000万円で同3・4%増、営業利益は4300万円で同63・4%減。引布部門は、輸出用商用車の不振により、自動車関連製品および音響関連製品の需要が落ち込み、減収減益となった。印刷材料部門は、高付加価値製品が堅調に推移したが、海外市場での在庫調整の影響を受け、減収減益。加工品部門は、国内で救命設備など舶用品が好調だったが、品種構成の変化により増収減益となった。
 通期の業績予想の修正はなく、売上高は359億円で前期比7・4%増、営業利益が15億円で同63・5%増、経常利益が14億円で同67・0%増、当期純利益が11億円で同89・3%増を見込んでいる。

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