技術・品質で勝負するゴムメーカー ミナトゴム 田口昌也社長

2019年09月02日

ゴムタイムス社

 

 自動車関連を中心に幅広いゴム製品を取り扱うミナトゴム株式会社(千葉県船橋市、田口昌也社長)。創業50周年を迎えた田口社長に生産拠点の状況や事業方針などを聞いた。

 

 ◆創業50周年を迎えて。

 昨年開催した創業50周年記念式典は、製造現場の従業員も出席して、ご来賓への対応を行いました。祝賀会の形をとりましたが、ある意味で社員教育の一環と考え、当社がなぜ長年本事業で企業継続できたのか、認識を深めてもらう良い機会となったと思います。

 ◆生産拠点の状況は。

 自動車関連、産業機械、建築資材関連が当社の事業の主な柱。従業員数はパートを含めて約60人。生産拠点は国内に岩手工場とRDC(研究開発センター)、海外はベトナムに工場を構えています。当社は成形加工が得意。案件によって必要とされる技術力を判断し、各工場に割り振る態勢をとっています。

 3工場の中で、最も生産量が多いのは岩手工場。また、2016年に新利根工場をRDC(研究開発センター)に改編し、量産品の生産を継続しつつ試作開発を行っています。

 また、2014年に操業開始のベトナム工場(ミナトラバーベトナム)は数量が安定している自動車部品を主に扱っています。

 ◆経営環境について。

 米中貿易摩擦など諸問題に振り回される形で不透明な

 

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