今年度の研究委託先決定 ブリヂストンと早大

2019年07月22日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは7月19日、同社と早稲田大学が連携して設置した研究プロジェクト「W―BRIDGE」が、今年7月1日から来年6月30日までの研究委託先候補として5件を採択したと発表した。

 重点テーマ1の「森林環境分野」では、国際緑化推進センターによる「天然ゴム生産およびゴム農園周辺環境のサステナビリティ」と、FoEジャパンによる「森林資源のデフォレステーション対策」が、重点テーマ2の「モビリティ分野」では、2015年からの生活交通をつくる会などによる「持続可能な社会づくりを前提とした条件不利地域におけるモビリティのアクセシビリティ」が選ばれた。また、重点テーマ3の「一般環境分野」では、学生食品ロス削減プロジェクトなどによる「SDGsをめざす『Actcoin』による新たな社会価値創出」と、廃棄物対策豊島住民会議などによる「長期化する大規模環境破壊からの地域再生」が選ばられた。

 W―BRIDGEでは、今年4月1日から5月20日までの期間、同社が定めた3つの重点テーマ「森林環境分野」「モビリティ分野」「一般環境分野」に基づいて、大学と一般の参加者が連携して取り組む環境に関する研究課題を募集した。応募された案件の中から、W―BRIDGEの審査委員会、Co―Design会議および運営委員会が厳正なる選考を行い、今年度は5件を選定した。

 これらの案件で得られた成果については、内容を吟味し、多くの人に活用してもらえるようにW―BRIDGEのウェブサイトで情報を公開していく予定。 研究成果の報告会の実施も予定している。

 なお、昨年7月から今年6月30日までを活動期間とした研究は終了し、今後W―BRIDGEが開催するシンポジウム等で活動報告を行う。活動報告の詳細は、後日W―BRIDGEのウェブサイトで案内する。

 

W―BRIDGE

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