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PPA製品群を拡充 BASF 耐熱部品向けに

2019年07月11日

ゴムタイムス社


 BASFは7月4日、ポリフタルアミド(PPA)ポートフォリオを拡大すると発表した。中国・広州で5月21~24日まで開催されたチャイナプラス2019で、新しいPPA「ウルトラミッド・アドバンストT2000」を発表した。

 PA6T/66を使用したコンパウンド製品は、優れた機械的特性と高温での誘電強度を兼ね備えており、特に電気・電子産業のコネクタに適している。同製品は、部分的に芳香族の化学構造を持つため、耐熱性、耐湿性および難燃性を付与することが可能で、広い温度範囲で高い一定の剛性と強度を必要とする部品に最適なソリューションとなる。高い抵抗率が要求される電気・電子産業のコネクタ業界や、あらゆる温度や環境で強度を保つ必要がある自動車産業で、こうした特性が期待されている。

 同製品は、幅広い温度範囲で優れた機械的特性と誘電特性を発揮するため、構造用ノートパソコン部品を介した精密な難燃性コネクタから、スイッチや超小型回路遮断器まで、電気・電子産業や自動車産業における新用途に適した素材となっている。射出成形時の流動性が高いため、薄肉設計が可能で、表面品質も良好となり、部品の形状保持力を向上させる。漏電による過熱時でも、構造物が容易に溶融せず、外部からの機械的衝撃にも耐性を有する。

 同社のグローバルPPAチームの責任者であるアブドラ・シェイク氏は、「電気・電子産業、特にコネクタ市場においては、さらなる小型化の傾向が見られ、次世代高性能部品開発を推進している」と述べ、「標準的な材料で作られた部品では、誘電性と機械的強度を組み合わせることが課題だった。これまでの標準的なプラスチックでは達成できなかった、非常に厳しい条件下における高い性能レベルが求められている。同製品を使用することで、パーツに適したプラスチックを選択することができる」と語っている。

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