比ＮＰＯに30万円を寄付　横浜ゴムの従業員基金

　横浜ゴムは６月20日、同社と従業員による社会貢献基金「ＹＯＫＯＨＡＭＡまごころ基金」が、フィリピンで環境保全活動を行うＮＰＯ法人「イカオ・アコ」へ活動支援金として30万円を寄付したと発表した。同社はマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は60万円となる。

　イカオ・アコは、日本とフィリピンの友好関係を深めることを目的に、フィリピンでの森林破壊の実態調査、地域住民とともに行う植林による森林再生、３Ｒの啓発や収入向上支援などの活動を展開している。同社は同基金の寄付以前より衣類などの物資支援を行ってきた。今回の支援金は、フィリピンのボホール島にある小学校に、児童の感染症を防ぐための安全かつ衛生的な水道設備の建設に活用される予定となっている。

　同基金は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月１口１００円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むＮＰＯ、ＮＧＯなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に２０１６年５月に設立された。同社はマッチングギフトとして同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。

水道設備の建設に活用