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横浜ゴム佐藤氏が受賞 日本ゴム協会の優秀論文賞 

2019年06月13日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは6月12日、同社技術者の佐藤有二氏が日本ゴム協会「第66回優秀論文賞」を受賞したと発表した。佐藤氏が受賞した論文は、「加硫過程におけるゴム中での気泡発生機構の解明」で、受賞式は5月23日、京都工芸繊維大学で開催された。

 これまでタイヤ加硫時に気泡が発生するメカニズムは十分明らかになっておらず、ゴム内に残留する気泡が原因の製品不良を発生させないため、製造過程で必要以上のエネルギーや時間を消費し、環境負荷の増大や生産性悪化につながっていた。

 同研究では、スチレンブタジエンゴムおよびブタジエンゴムにシリカやカーボンブラックを充填剤として配合し、加硫した後にゴム内部の発泡の様子を大型放射光施設「SPring-8」を活用したX線イメージング法により観察する方法を開発した。これによりゴムに存在する水分を主とする揮発成分量および架橋剤の配合量と、それらの発泡状態の関係を明らかにした。

 今回の受賞は、気泡の生成についてその発生機構を明らかにし、信頼性の高いゴム製品を製造する際の条件設定の一助となったことが評価された。

 「優秀論文賞」は今年で66回目となる歴史ある賞で、過去3年間に日本ゴム協会誌に発表された論文の中から、毎年優秀なものに対し最多で2件に授与される。

 

表彰される佐藤有二氏

表彰される佐藤有二氏

 

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