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宇部興産が新中計発表 売上7700億円を目指す

2019年05月23日

ゴムタイムス社


 宇部興産は5月22日、2021年度を最終年度とする3ヵ年の新中期経営計画「Vision UBE 2025 ~Prime Phase~」を発表した。

 新中計「Vision UBE 2025」では、「すべてのステークホルダーに価値を創出し続ける企業」を2025のありたい姿として定め、その達成に向けて、事業単位を3カンパニー・2事業部から3カンパニー体制に集約し、自立した事業運営の促進と迅速な意思決定を図る。

 新中計の数値目標としては、2021年度に売上高7700億円、営業利益550億円、経常利益580億円、さらに経営指標として売上高営業利益率(ROS)7%、自己資本利益率(ROE)10%を目指す。

 同社では、この目標達成に向け、3年間で設備投資を1400億円、投融資を200億円行い、自動車軽量化部材などの研究開発に450億円投資する方針。

 カンパニー別の事業方針では、まず化学カンパニーは「低炭素社会に対応・貢献しつつ、顧客に価値を創出し続けることで、安定性と成長力を併せ持つ」をありたい姿とし、グローバル化の一層の推進と、ソリューション型ビジネスモデルの強化、環境貢献型技術・製品の開発と拡大により、各事業の収益力向上を図る。 

 なお、ナイロンやファインケミカル、合成ゴム、ポリイミド、分離膜、セパレータなど積極拡大事業については重点的に経営資源を投入することで成長を加速させる。また、カプロラクタム、工業薬品、電解液など基盤事業はコストダウンとターゲット市場での差異化により安定的な収益の維持・拡大を目指す。

 建設資材カンパニーは「社会インフラにおいて価値あるモノを提供し続ける」をありたい姿とし、マグネシア・カルシアなど積極拡大事業は高付加価値製品へのシフトなどにより収益性を高める。 一方、セメント・生コン、エネルギーなどは、徹底したコストダウンや廃棄物処理の拡大、生産合理化の推進のほか、販売価格の是正努力により収益基盤の強化を図る。

 機械カンパニーでは「ブランド力のある製品とサービスで顧客に貢献する」をありたい姿とし、モビリティ市場、グローバル展開、環境機器をキーワードに市場ニーズを先取りした製品開発と生産体制の構築を推進し、成形機、産機、製鋼事業の収益力を高めるとともに、イノベーティブな提案活動により機械サービス事業の拡大を図っていくとしている。

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