タイヤ管理サービス拡張 住友ゴム、IoT企業と業務提携 

2019年05月17日

ゴムタイムス社

  住友ゴム工業は5月16日、IoT開発企業である「トライポッドワークス」「SYSGRATION LTD.」の2社との基本業務提携契約を締結したと発表した。今回の基本業務提携は、同社の掲げるタイヤ技術コンセプト「スマートタイヤコンセプト」に、デジタルツールを用いて得られるさまざまなデータを利用した新たなソリューションサービスの領域を追加し、拡張していく一環である。

 具体的には、従来のタイヤ販売にとどまらず、直接式TPMS(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視システム)を使ったタイヤ空気圧管理ソリューションの展開や、他のデジタルツールを用いて得られるさまざまなタイヤデータを利用したソリューションシステムの構築のため、今後はグロ―バル展開を見据え、顧客の新たなニーズに応えるためのサービス創出を推進していく。

 今後は、直接式TPMSなどのデジタルツールを使って得られる、タイヤ空気圧・温度データを活用したタイヤ空気圧管理ソリューションサービスの展開を行っていく計画だ。その後、デジタルツールの機能追加や、外部サービスとの連携を実施することで、タイヤ管理ソリューションモデルを段階的に拡張していく予定である。

 

サービスのイメージ図

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