売上が3300億円台に 日本ゼオンの中計進捗

2019年05月07日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンの田中公章社長は、4月26日に開催した決算説明会の中で、中期経営計画「SZ―20フェーズⅢ」の進捗状況を説明した。

説明する田中社長

 フェーズⅢ2年目の18年度の業績について、田中社長は、「エラストマー素材事業は、原料市況の高騰が追い風となり、売り上げが増加した。高機能材料事業は、COP樹脂と電池材料が成長している」と述べ、過去最高の売上高を2年連続で更新し、売上高3300億円台の水準へシフトしたことを説明した。

 2020年の目標売上5000億円については、2011年当時の目標値であると前置きした上で、「いろいろなアイテムで売り上げを増やすことやM&Aのチャンスなどを検討している。厳しい状況だが、5000億円を目指すという姿勢は全く変えず、より強い思いを持って進んでいきたい」と述べた。

 17~20年度の4ヵ年を期間とするフェーズⅢでは、全社戦略として、①オールゼオンの強みを組み合わせる「深化」と、壁を越えて外部と連携する「探索」によって、世界中にソリューションを提供し、社会に貢献する、②「重点開発領域」での新事業創出、新製品開発を加速する、③多様な考え方を活かし、前向きに行動することを尊重する組織風土を育成する、の3点を掲げている。

 重点開発領域について、田中社長は、「地球環境、健康と生活、スマート化の3分野に狙いを定めて展開してきた」と説明し、地球環境の分野では、省エネルギーに貢献する低燃費タイヤ用のSSBRのほか、蓄電のLIB機能層用バインダー、自動車関連の特殊架橋水添NBRに注力していることを紹介した。

 エラストマー素材事業では、「成長市場へのグローバルな対応とコスト競争力強化によって、強みを発揮できる事業をさらに深化させる」「蓄積してきた市場からの信頼とお客様との関係を活かして、新たな可能性を探索し、成長につなげる」を戦略として設定している。最新のトピックとして、

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