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過去最高の売上高も減益 日本ゼオンの19年3月期

2019年04月26日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンは4月26日、東京・丸の内の本社で決算説明会を開催し、今井廣史取締役常務執行役員が2019年3月期連結決算の説明を行った。

 売上高は3374億9900万円で前期比1・4%増、営業利益は331億4700万円で同14・7%減、経常利益は363億1900万円で同11・2%減、当期純利益は184億5800万円で同41・4%増となった。

 今井取締役は、「売上高は過去最高となったが、利益面では若干厳しかった。エラストマー素材事業の採算の改善と、光学フィルムの中小型向けの売上回復を期待したい」と総括した。

 売上高は、金額ベースでは同48億円のプラスで、内訳は、エラストマー素材事業で35億円のプラス、高機能材料事業で13億円のマイナス、その他の事業などで26億円のプラス。

 営業利益は同57億円のマイナスで、エラストマー素材事業で45億円のマイナス、高機能材料事業で6億円のマイナス、その他の事業などで6億円のマイナスとなった。

 セグメントのうち、エラストマー素材事業は、売上高が1980億8700万円で同1・8%増、営業利益は176億9100万円で同20・2%減。

 販売数量は、ゴムが35万5000tで同1%減、ラテックスは12万3000tで同5%減、化成品は13万8000tで同5%増だった。ゴムの販売数量の内訳は、タイヤ向けの汎用が同1%減、非タイヤ向けの特殊用途は4%減だった。低燃費タイヤ向けのS―SBRは、同9%増と伸長した。

 売上高は、ゴムが1388億円で同1%増、ラテックスは188億円で同2%減、化成品は383億円で同10%増。販売価格の上昇によりゴムと化成品で増収となった。

 営業利益の増減要因としては、価格差が42億円、数量差が10億円のプラス要因となったのに対し、原価差が90億円、為替差が4億円、販管費差が3億円のマイナス要因となった。今井取締役は「18年はブタジエン価格が右肩上がりで上昇したため、フォーミュラへの反映がやや遅れる関係で、採算が悪くなった」と分析した。

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が3300億円で前期比

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