ベルト特集 中興ベルト 活発な交換需要で18年度は増収増益 FOOMAでは一体型ガイドなどをPR

2019年05月13日

ゴムタイムス社

 親会社の中興化成工業のふっ素技術をベースに、ふっ素樹脂搬送ベルト「チューコーフローベルト」の設計・施工・販売を手がけている中興ベルト(大阪市淀川区、中願寺照弘社長)。

 同社の19年3月期(18年度)の需要動向は、建設資材や食品、電子部品分野などで同社が得意とする大型ベルトの交換需要が活発に推移し、増収増益となった。

 同社のベルトは耐熱性、耐薬品性、離型性などに優れるふっ素の特長を生かし、食品では高温のフライヤーなどの製造工程や、包装資材では「ホットメルト」と呼ばれる、160℃~200℃前後の熱をかけてフィルムを接着させる部分など、過酷かつ厳しい環境で使われている。また、ベルトの使用環境や条件は顧客によって異なる。このため、同社の営業員はまず顧客の現場に入り、ベルトの使用状況を確認し、顧客に適したベルトを提案。こうした提案力とともに、営業員が新しいベルトに交換する「現場施工」も業績を伸ばす要因である。

Rタイプベルト一体型ガイド

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 また、食品分野では新規顧客の開拓を目的とし

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