ポリエチレン樹脂値上げ 東ソーが5月21日から

2019年04月22日

ゴムタイムス社

 東ソーは4月22日、ポリエチレン樹脂を5月21日納入分より12円/kg以上値上げすると発表した。

 対象製品は、同社ポリエチレン樹脂全製品で、低密度ポリエチレン「ペトロセン」、直鎖状低密度ポリエチレン「ニポロン―L」「ニポロン―Z」、超低密度ポリエチレン「LUMITAC」、高密度ポリエチレン「ニポロンハード」、エチレン酢酸ビニル共重合体「ウルトラセン」、ポリオレフィン系接着性樹脂「メルセン」、高溶融張力ポリエチレン「TOSOH―HMS」。

 ポリエチレン樹脂の主原料である国産ナフサ価格は、OPECの減産に加え、産油国の供給不安による原油価格の上昇や円安の継続を背景に騰勢を強めており、4~6月期以降は4万8000円/klを超える水準まで上昇することが予想されている。

 同社は、徹底したコスト削減に努めているが、急激なコスト事情の悪化を自助努力のみで吸収することは極めて困難であることから、価格改定に理解を求めざるを得ないと判断した。

 なお、想定したナフサ価格が大きく変動する場合は、価格改定幅の修正を行うこともあるとしている。

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