18年の世界新ゴム総生産量 天然、合成とも4年連続増

2019年05月13日

ゴムタイムス社

国際ゴム研究会(IRSG)統計

 天然ゴム生産量
 18年の世界の天然ゴムの総生産量は、1386万9000tで前年比2・4%増となった。伸び率は17年(同7・5%増)より5・1ポイント縮小したものの、依然堅調に推移した。天然ゴム生産首位のタイが大きく伸びたほか、2位のインドネシアも微減ながら340万t台を維持した。さらに、ベトナムやカンボジア、ミャンマーなど他のアセアンの国々も好調だったことで、4年連続で前年を上回った。
 国別では、1位のタイは514万5000tで同7・8%増、2位のインドネシアは348万6000tで同0・4%減となった。タイの伸び率は前年の5・2%からプラス2・6ポイント、インドネシアは前年の6・3%増からマイナスに転じている。

 3位は天然ゴム産出の新興国のベトナムで、111万tで同1・5%増。4位の中国は81万1000tで同1・6%増。5位のインドは64万9000tで同9・0%減となった。上位5ヵ国で全生産量の約8割を占める。
 また、6位以下で大きく生産量を増やしたのが、8位のミャンマー(同8・4%増)と9位のカンボジア(同13・9%増)のアセアン2ヵ国となり、上位10ヵ国のうちインドネシアとインド、マレーシアを除いた7ヵ国で前年を上回った。

 合成ゴム生産量
 18年の世界の合成ゴム生産量は1526万4000tで同1・0%増となり、天然ゴム生産量と同様、4年連続の増加となった。
 国別では、1位の中国は307万9000tで同1・9%増、2位の

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