営業利益は6割増 川口化学の12~2月期

2019年04月05日

ゴムタイムス社

 川口化学工業の2019年11月期第1四半期の連結決算は、売上高が17億7800万円で前年同期比5・0%増、営業利益は2900万円で同56・8%増、経常利益は3300万円で同65・1%増、四半期純利益は2200万円で同51・5%増となった。

 事業別では、化学工業薬品事業は売上高が17億6900万円で同5・0%増、営業利益は2100万円で同97・3%増だった。
 同事業の部門別では、ゴム薬品部門が売上高が11億1000万円で同7・5%増。工業用品向けは、加硫促進剤や加硫剤について売上を伸ばしたが、老化防止剤の一部商品で顧客の需要減により売上は前年同期をやや下回った。

 タイヤ向け薬品と合成ゴム用薬品は、国内需要が伸びた結果、それぞれ売上が前年同期を上回った。海外向けは中国で景気の減速がみられたものの、東南アジアの持ち直し傾向が継続する中、顧客の需要変動や要望に対し積極的対応を行った結果、売上は前年同期並みとなった。

 樹脂薬品部門は売上高が2億1000万円で同5・3%増。国内向けは、アクリル酸・アクリル酸エステルの生産が堅調に推移した。主要製品においては増減があったものの、全体では前年並みの売上となった。海外向けは、既存顧客に対する拡販活動を積極的に行った結果、売上が前年同期を上回った。

 2019年11月期の連結業績予想は、売上高が76億円で前期比0・1%減、営業利益は1億5000万円で同38・3%減、経常利益は1億5000万円で同37・5%減、当期純利益は1億円で同40・5%減を見込んでいる。

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