積極的にチャレンジを 住友ゴムが入社式開催

2019年04月02日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は4月1日、神戸市の本社で2019年度入社式を開催した。新入社員は総合職78人、実務職6人の計84人で、式には山本悟社長ら18人の役員が出席した。

 山本悟社長は新入社員を前に、①次世代タイヤの開発、②デジタルイノベーション、③着実な成長、④心構えの4つのテーマであいさつした。

 次世代タイヤの開発については、「タイヤ、スポーツ、産業品他のすべての事業において、高付加価値商品の開発、拡販に努める」とした上で、「タイヤの開発においては、未来のモビリティ社会で求められるタイヤ性能を実現する技術開発コンセプト『スマートタイヤコンセプト』を活用し、次世代タイヤの開発を強力に進めていく」と説明した。

 また、デジタルイノベーションについては、「現在の延長にとどまるのではなく、デジタル化の技術革新などにより、運用・サービスも含めた新しい事業機会を拡大していく事が重要になる」との考えを示し、「特にIoTやAI技術の革新が加速する中、この変化を事業機会と捉え、デジタルイノベーションをすべての部門で強力に推進し、これまでとは異なるサービス、付加価値を備えたものづくりの会社として、新たなステージで述べた。

 さらに山本社長は、着実な成長について、「皆さんは社会人としては1年生ですので真っ白な状態だ。可能性は無限大。自分の気持ち次第、やる気次第で、どんなことでも吸収可能だ。今のフレッシュな気持ちを忘れずに、何事にも積極的にチャレンジし、一歩一歩着実に成長してほしい」と話した。

 続いて、心構えについて、「素直であることがすべてのベースであり、社会人として大切な心構えのキーワードだ。素直な心を持って、人の意見や話を良く聞き、常に自分自身を見つめることができる人。謙虚な姿勢を持つ素直な人ほど吸収が早く、成長するスピードも速い。素直な心でいると、周りの人の応援を得て、自然と情報や知恵が集まってくる。まずは、素直な気持ちを持って、様々なことを貪欲に吸収し、力を蓄えながら確実に成長して欲しい」と期待した。

 山本社長は最後に、「我々住友ゴムは、住友の事業精神であり住友ゴムWAYの価値観でもある『信用と確実』を常に意識した行動を心掛け、新たなことに果敢に挑戦していくことが求められる。社員一人ひとりが『信用と確実』を実践し、切磋琢磨しながらチームワークを重視する風土を大切にし、組織としての総力を結集することで、住友ゴムの次なる飛躍ができると信じている。皆さんの若いエネルギー、無限大の可能性、チャレンジ精神に大いに期待している。共に頑張っていこう」と締めくくった。

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