【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情35 ドイツのゴム産業(後編) 加藤進一

2019年03月25日

ゴムタイムス社

 タイヤの世界では、毎年3月にドイツのハノーバー市で「TIRE TECHNOLOGY CONFERENCE&EXPO」が開催されます。同EXPOには200社以上のタイヤ材料メーカー、タイヤ機械のメーカーが世界中から参加し出展します。

 下の写真のその様子です。私も毎年参加しています。日本のタイヤ4社からも何十人も技術者、購買関係者が参加します。会場では、どこかで見かけたような人が日本のゴム人によく会います。また日本ではあまり知られていない東ヨーロッパ地区のタイヤ材料メーカー、ゴム機械メーカーのブースを回って、新しい情報を仕入れる良い機会です。

TIRE TECHNOLOGY EXPOでのタイヤ材料の展示館

TIRE TECHNOLOGY EXPOでのタイヤ材料の展示館

 会議の方は会議参加費が1日当たり約10万円とかなり高額ですが、中身の濃い会議のため、10年先のタイヤ産業が見えてくる気がします。技術だけでなく、タイヤ産業の将来図や自動運転化、EV化にタイヤ会社はどう対応すべきか、今後ど

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