3年ぶりの前年割れ 18年ゴムライニング生産 

2019年02月18日

ゴムタイムス社

 日本ゴム工業会統計委員会(ライニング製品関係5社)がまとめた1~12月のゴムライニング生産統計によると、ゴムライニングの生産量は448・6tで前年同期比8・0%減となった。生産量は16年、17年と2年連続で前年を上回っていたが、3年ぶりに減少に転じている。

 主力の化学工業用が2桁減だったことや、鉄鋼用、車両・船舶用、食品工業用は前年同期を大きく下回った。前年を上回ったのは水処理装置、電力などわずかで多くの用途が低調に推移した。

 用途別では、構成比の3割を占める化学工業用が143・9tで同13・8%減。内訳はソーダ工業が85・4tで同7・1%減、紙パルプを含むその他が58・5tで同22・0%減となった。

 鉄鋼用は19・9tで同19・9%減、タンク車やタンクローリー、船内配管などの車両・船舶用は27・7tで同23・1%減、食品工業用は4・7tで同25・8%減、鉱山・非鉄金属用は

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