東部ゴム商組 工場見学会を実施 群馬のプラス、埼玉の赤城乳業を視察

2011年11月16日

ゴムタイムス社

 東部工業用ゴム製品卸商業組合(西山博務理事長 以下東部ゴム商組)は11月8日に、工場見学会を開催した。
 今回の見学先はプラス㈱のプラスアイランドと赤城乳業の本庄千本さくら「5S」工場。午前中にプラスのプラスアイランドに、午後から赤城乳業の本庄千本さくら「5S」工場を見学した。
 当日は東部ゴム商組の会員企業26社40名が参加した。
 工場見学の前に西山理事長が挨拶をした後、最初の訪問先のプラスのプラスアイランドに向かった。プラスアイランドは群馬・前橋市神沢の森にあり、14万坪もの広大な敷地のなかに自然環境とバランスよく配置された生産、物流、研修施設と研究、事務、厚生施設などを合わせたの複合施設。また工場と自然との共有をコンセプトにKTG戦略を展開。Kは高品質、Sは低価格、Gはグッドデザインを表してる。
 今回は敷地内にあるセンターファクトリーとアトリエファクトリーを見学。センターファクトリーは金属製の家具を生産工場で1階は製品の溶接、プレスを行い、2階は製品の組み立てを行う。一方、アトリエファクトリーは木製家具を生産する工場で木材のカット、加工エリアと組立エリアに分けて生産している。各ファクトリー内では、仕事の意識強化のために、各エリアを担当する従業員の写真を紹介、従業員の決意を述べる「CF組立宣言ボード」、仕事の改善を発表する「寺子屋改善活動」などの取り組みをしている。また5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を徹底している。
  午後は埼玉県本庄市児玉町下川原にある赤城乳業の本庄千本さくら「5S」工場を見学。
 同工場は日本のアイス生産量の約10%を製造できる能力を持ち、日本最大規模のアイス工場であり、主力商品の「ガリガリ君」などのアイスを生産する工場。
 工場見学の前に、同社の概要のDVDを視聴した。 その後「ガリガリ君」の製造工程について、アイスの検査室から始まり製造室、充填、包装、箱詰めまでの一連の流れを見学した。
 工場内では5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を徹底。同工場はゴミゼロを目指し、ゴミとして捨ていたものを細かく分別収集することでリサイクルにも力をいれている。さらに「見せる・観せる・魅せる」をコンセプトにアイスクリームファンにアイスクリームづくりで感動してもられるような工場を目指している。
 同社は今年で設立50周年、「ガリガリ君」を生産して30周年を迎える。

 

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