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東レ・ダウとエコーが協業 カスタマイズ靴販売開始

2019年01月29日

ゴムタイムス社

 東レ・ダウコーニングは1月29日、同社とデンマークのコンフォートシューズ・レザーグッズブランド「エコー」が、データ解析により3Dカスタマイズした革新的なシューズ「クアントゥーカスタマイゼーション・プロジェクト」を昨年4月から始動し、2月20日から東京・新宿伊勢丹メンズ館を皮切りに日本市場で協業展開すると発表した。

 「クアントゥー」は、一人ひとりの生体力学データと同社が開発した革新的な3Dプリンター用液状シリコーンゴム「シラスティック3D3335」を用いた積層造形により、シューズを履く人の足型と靴を履いた時の自然な動きに対してカスタマイズされたシリコーンゴムミッドソールを店頭で約1時間で作成できる。

 カスタマイズミッドソールは、3D足型計測器により足の隅々まで立体的に足をスキャンし、また、靴内の温度・湿度などの膨大なデータを計測することで各個人の歩行の特長をデータ化する。計測されたデータに基づき、シューズの機能を構成する心臓部であり、歩行時の靴の機能と履き心地の70%を依拠するといわれているミッドソールを、着用者に最もフィットするかたちにデザインする。デザインされたミッドソールは、ダウの革新的な3Dプリンター用液状シリコーンゴム「シラスティック3D3335」を用いて店内の3Dプリンターにより製造され、店頭で約1時間程度で、エコーのシューズ「ソフト8クアントゥーエディション」に装着される(今年8月まではメンズのみの展開)。

 「シラスティック3D3335」は、金型成形と同等の特性を維持したまま成形が可能で、3Dプリントしたパーツをシリコーンゴム最終製品として使用可能であることが最大の特長となっている。また、設計の自由度が高く、さまざまなデザインに対応できるため幅広い産業での用途に貢献する。シューズ以外の主な用途例としては、自動車用ゴム部品、ウェアラブルデバイス、照明および工業用ゴム部品などがあり、拡大を続ける3Dプリンター市場において「さまざまな用途で3Dプリントしたパーツをシリコーンゴム最終製品として使用可能」という新たな価値を提供していくとしている。