東レ・ダウ3D印刷参入 専用シリコーンを発売

2019年01月23日

ゴムタイムス社

 東レ・ダウコーニングは1月22日、3Dプリンター用液状シリコーンゴム「シラスティック3D3335」を日本で発売開始したと発表した。

 同製品は、市場規模、用途ともに急速に拡大している3Dプリンター市場ニーズに対応すべく開発された新製品の液状シリコーンゴムで、液状シリコーンゴムの特性を活かし、少量・大量生産、オンデマンド品、プロトタイプ・カスタマイズ品の生産が可能となり、設計の自由度が高く様々なデザインに対応できるため、幅広い産業での用途に貢献する。3Dプリンター用の材料として主流である熱可塑性材料やその他の硬い材料と比べ、短い成形サイクルで複雑かつカスタマイズしたパーツを高精度で成形できるため、製品上市までの時間短縮が期待できる。

 ダウが3Dプリンターメーカーである独ジャーマン・レップラップと共同で開発した液体積層造形方式プリンターにも対応しており、金型成形と同等の特性を維持したまま成形できるため、3Dプリントしたパーツを最終製品としても使用できる。

 同製品の主な用途例としては、自動車の交換部品、軽量化、カスタマイズなどのほか、コンシューマ、ウェアラブルデバイス、乳幼児ケア、靴のカスタマイズなどが挙げられる。

LAM方式の3D印刷

成形例

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