ゴム企業の新技術が集結 オートモーティブ展など

2019年01月17日

ゴムタイムス社

 自動運転や軽量化など自動車業界に関する先端テーマの最新技術を集結した「オートモーティブワールド」が1月16日~18日まで東京ビッグサイトで開催された。また、エレクトロニクスの専門展「ネプコンジャパン」なども同時併催され、ゴム関連関連企業も多数出展した。

会場風景(ネプコンジャパン)

〇オートモーティブワールド
◆旭化成
 カーエレクトロニクス技術展とウェアラブルEXPOに出展。カーエレクトロニクス展では、「人の感覚に寄り添う旭化成の最新技術」をテーマに、同社が開発した次世代コンセプトカー「AKXY(アクシー)」をブース前面に展示した。環境負荷軽減に貢献するポリアミド樹脂「レオナ」などを搭載するアクシーは、17年の人とクルマのテクノロジー展で初披露。今回はポリアミド硬質吸音発泡体(開発品)を初公開するなど、さらなる進化を遂げていることをPRした。

旭化成

◆朝日ラバー
 カーエレクトロニクス技術展で主力製品の自動車内装照明用「アサカラーLED」や「白色シリコーンインキ」「フレキシブルサーモエレクトリックモジュール(F-TEM)」などを紹介した。白色シリコーンインキは耐熱、耐UV性能に優れた反射塗料。95%以上と高い反射率を誇り、LED照明の発光効率向上や大電流化の要求に対応できる製品として拡販を進めている。

朝日ラバー

◆デンカ
 カーエレクトロニクス技術展の熱対策ゾーンで、放熱材料やセラミック基板などの展示を行った。放熱材料では「デンカ放熱スペーサー」「2液硬化型グリース」などを紹介。デンカ放熱スペーサーは、同社のセラミックスフィラーをシリコーンに高充填した高熱伝導性(低熱抵抗)の材料。用途や目的に応じ様々な素材(グレード)がある点を生かし、スマホの薄型デバイスや自動車のバッテリー関係など多様な用途に採用されているという。

デンカ

◆日本ゼオン
 カーエレクトロニクス技術展で、高機能樹脂シクロオレフィンポリマーの開発品

 

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