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2019年 企業トップの年頭所感・訓示 環境の変化をチャンスに

2019年01月14日

ゴムタイムス社

 自動車産業が転換期を迎え、働き方改革が求められるなど事業環境の変化が予測され、米中貿易摩擦など先行き不透明な要因も見られる2019年。ゴム企業各社のトップが年頭に示した所感・訓示には、こうした変化を前向きに捉え、方針や心構えなどを説く言葉が目立った。

組織体制を一新し
次のステージへ
ブリヂストン津谷CEO
 昨年は社是制定とデミング賞受賞から50年、ファイアストン買収から30年の節目の年を迎え、原点に立ち戻って将来に残すべきDNAを確認し、経営改革を着実に進めた。経営改革の3重点課題の全ての面で顕著な成果を挙げた。
 当社グループは①経営改革の促進、②世代交代、③東京オリンピック・パラリンピックに向けての準備体制の強化のため、1月より組織体制を一新し、グローバル経営チームとして次のステージに進む。本年もチーム一丸となって「真のグローバル企業」、「業界において全てに『断トツ』」という経営の最終目標を目指していく。

環境変化に対応し
業績回復を図る
住友ゴム工業・池田社長
 自動車産業の変革の動きをはじめ、あらゆる面でデジタル化が加速するなど変化の激しさが一層増していく。本年はこれらの環境変化に対応しつつ、業績回復を図る重要な年となる。そのための社長方針として、「変化はチャンス、果敢にチャレンジしよう」、「高収益の住友ゴムを取り戻そう」、「真のグローバルプレイヤーを目指し、一人ひとりが成長しよう」の3点を定めた。
 「Go for NEXT」をスローガンに、社会からの期待に応える真に価値ある企業グループを目指して邁進していく。

信頼され必要とさ
れる企業に成長を
横浜ゴム・山石社長
 GD2020の2年目となる19年以降の取り組みは、タイヤ消費財事業では、国内外のプレミアムOEへの納入を加速させ、国内リプレイス市場に新商品を投入し、プレミアム市場での存在感の向上に繋げる。新技術を最大限活用し、ウィンタータイヤの性能No・1を目指す。
 タイヤ生産財事業については、OHTを成長ドライバーとして「次の100年の収益の柱へ」を掲げて活動していく。
 MB事業では、「得意分野への資源集中」を掲げて活動していく。
 当社の強みを再定義し、収益を伴った成長をしていくため、世界中のお客様から信頼され、必要とされる企業へと成長していく。

新しい扉を開ける
第二の創業の年に
TOYO TIRE・清水社長
 1月1日に社名を変更し、本年は新しい扉を自らの手で押し開けて臨む「第二の創業の年」と位置づけている。
 自動車産業は歴史的転換期を迎え、取り巻く環境は激変が続いているが、当社はこれを飛躍へのチャンスと捉え、当社らしさ、独自性や強みをしっかり守り、一方で、新しい世界を切り拓くチャレンジを重ねる。本年度からは三菱商事との関係強化を本格化させ、企業ステージを高めていく。
 社名に「TIRE」と掲げる国内メーカーは当社だけで、モビリティ社会に貢献し続ける決意を社内外に宣言する。グローバルにTOYO TIREを本物のブランドにしていきたい。

TOYO TIRE・清水社長

先進技術開発とイノ
ベーション創出を
JSR・小柴社長
 世界情勢は先端技術を中心に驚くべき速度と大きさで変化している。不確実性の高い世界で生き残るには、先進技術開発とイノベーションの創出が最も重要と考えている。
 デジタル変革を粘り強く実行し、人材・事業領域・地域・性別など多様性を取り込むとともに、日頃の工夫を積み重ね、働き方改革も実現していかなければならない。
 当社グループは、組織の変革と同時に日本の製造業としての誇りのもとに、現場の安全や設備保全を確保しつつ、高品質な製品やサービスを安定的にお客様に提供し、信頼と信用を獲得していくことで、存在価値を高めていきたい。

2022V達成へ
グループで総力
住友理工・松井社長
 モノづくり企業として、住友事業精神で謳う「信用確実」「不趨浮利」を根幹として事業運営を進め、「安全・環境・コンプライアンスー品質」に積極的に取り組む。まずは日本でのモノづくり基盤をしっかり固め、グローバルに広げていく。
 19年は昨年策定した2022Vの実行のフェーズとなる。2022Vの達成と、その先にある2029年創立100周年の連結売上高1兆円の達成に向けて、グループで総力を上げ、さらなる成長に向けた事業活動を行っていく。

英知を結集し記録
と記憶に残る年に
バンドー化学・吉井社長
 昨年は中長期経営計画の第2ステージがスタートし、上期はグローバル各地域、各事業セグメントともに伸長した結果、増収増益の業績を収めることができた。
 19年度は、BF―2の2年目であり、いよいよ各テーマが本格的に動き出す、大事な年になる。最大のテーマである「新事業の育成」「現事業でしっかりと稼ぐ」という目標に向かって、働き方を変え、一人ひとりの英知と力を結集して、記録と記憶に残る年にしていきたいと考えている。

真の競争力のある
強い会社を目指す
三ツ星ベルト・垣内社長
 創業100周年を迎える本年は、今一度原点に立ち返り、①人材育成を最重要課題とし全社員のレベルアップを目指す、②三現主義(現場、現物、現実)に徹する、③「人を想い、地球を想う」という基本理念を大切にし「品質をつくり、品質を売る」ことを常に心掛けるの3点をグループの全社員に要請し、取り組んでいく。自己を見直す姿勢をつらぬき、真の競争力のある強い会社を目指し、努力していく。

中計2年目を迎え
ステップの年に
ニッタ・新田社長
 昨年は中期経営計画フェーズ3がスタートし、積極的に事業展開に取り組み、上半期は売上高、営業利益ともに過去最高となった。ブランド戦略の一環で今年から名刺も全世界で刷新し、ニッタは内からも外からも変わって行けるようにしたい。
 今年は中計フェーズ3の2年目を迎える。最終2020年度の目標達成にむけたホップ・ステップ・ジャンプのステップの年にあたり、最終年度にしっかりジャンプできるような年にしたい。

ニッタ・新田社長

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